マネジメント社

  マネジメント社は、「知識と実践」の書を厳選発行することをモットーとしています

新刊

『最強のエンジニアになるための話し方の教科書』
技術的能力が高くても、その成果を関係者や世の中に伝えることができなければ存在していないのと同じである。多くのエンジニアは技術力ばかり向上させているが、仮に技術力が200%(2倍)になっても、「伝える力」がゼロなら、数式は次のようになる。
 技術力(200%)×伝える力(0)=真のパフォーマンス(0)
 「伝える力」を強化すれば、少ない努力でパフォーマンスが改善しやすい。 
本書では、多くのエンジニアが陥りやすいコミュニケーション上の問題点を取り上げ、問題が起きる要因を明らかにするとともに、どう改善していけばよいかを著者自身の実例を上げて解説した。



『最強のエンジニアになるための話し方の教科書』
著者亀山 雅司
価格1,600円(税別)
ISBN978-4-8378-0487-1
 
 

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■もくじ
プロローグ ─ エンジニアとして「伝える力」の必要性を知る
第Ⅰ章 なかなか理解されないエンジニアの話し方「7つの特徴」
  1.上司の「言ったはず」を否定して、溝を深めてしまう
  2.影響がないからと、黙っていた不都合が発覚して信頼を失墜
  3.同僚に「クレーム対応が上手だと得ですね!」と褒めたら、
   「だからお前と話をするのは不愉快だ」と怒りを買った
  4.相手を説得しても約束は守られず、そのうえ避けられるようになる
  5.子どもの将来を思って説教するほど子どもから避けられる
  6.ズバリ技術の解決策を提案しても、技術力を認めてもらえない
  7.「規則だから仕方がない!」と諦めるエンジニアは生き残れない
  8.「会話」の努力をしているのに、どうして私ばかりが責められる?
第Ⅱ章 話し方改革「7つの準備」
  1.相手が賛同するか反対するかは説明が始まる前に決まっている
  2.「同じ」を伝えて、仲がいい状態をたった30秒で創り出す
  3.自爆する勇気であなたの会話に安心感を創り出す
  4.自分で気づけない自分を知っておく
  5.「ステキですね!」で実践力を身に付ける
  6.「何が正しい」の代わりに双方満足な合意を見つける
  7.「笑顔」「姿勢」「頷き」「視線」であなたの周りに人を引き寄せる
第Ⅲ章 話すための「聞く」
  1.「南極は南だから暖かい」に同意できれば「聞く」ができる!
  2.会話が得意でないエンジニアは相手の気持ちを推測するのをやめる
  3.「楽しいかったこと」「何をしてみたいか」を聞けば、宇宙人とだって話せる
  4.大きな的からピンポイントの的へ絞れば「聞く」を外さない
  5.行き詰まったら、一瞬で解決までの時間を半減してくれる「もし」「仮に」で聞く
  6.モチベーションが上がる、能力が上がる「なぜ」の聞き方
  7.「自分の意見」を「相手の意見」になるように聞く
第Ⅳ章 話し方改革の戦略化
  1.会話の目的を明確にして一瞬で成果を出す
  2.会話のPDCA(Plan・Do・Check・Action)戦略
  3.意見のない相手の意見を創って、一瞬で合意する戦略
  4.チームの一致団結で目的を達成する「価値観不統一の戦略」
  5.正直に伝えながら欠点が目立たない「情報の形容詞化戦略」
  6.アンラッキーを話し方ひとつでチャンスに変える戦略
  7.話し方を楽しんで身に付ける「ゲーム化戦略」
第Ⅴ章 エンジニアの話し方はこう変わる!
  1.部長との対立が深まり、何度も修正を指示されていた資料の修正が1回で完了
  2.「 解析は不可能です」と正直に伝えて了解してもらう
  3.「お前と話をするのは不愉快だ」と話を避けられていた同僚と談笑
  4.説得しても仕事をしてくれなかった同僚の協力を得る
  5.説教しても勉強しなかった子どもが自分で勉強を始める
  6.新しい技術の提案で協力者を得る
  7.ルールでは許可されない技術の申請を可能にする
エピローグ ─ ラポール(伝える力)×技術力=最強のエンジニア!

■著者紹介
亀山 雅司(かめやま・まさし)
1965年、兵庫県姫路市生まれ。5歳からエンジニアを目指す。
1990年、大阪大学大学院工学研究科溶接工学専攻修士課程修了。2005年6月工学博士(大阪大学)、2008年4月技術士(原子力・放射線)取得。関西電力株式会社勤務(1990年4月~2018年9月)、大阪大学大学院招へい准教授(2008年9月~2018年9月)。主に原子力発電設備の設計、許認可実務に関わる。現在、原子力安全推進協会に勤務。
技術畑一筋に歩んできたが、やがて35年間取り組んだ「技術の説明」の限界に直面する。その後、「技術の新しい伝え方」を探求し、2016年にそのベースとなる理論と伝授法を完成。話し方改革を通じてエンジニアを支援する活動を始める。2017年には200名のエンジニアに話し方を教える。2018年から、エンジニアの話し方パーソナルトレーニング、エンジニアの働き方が変わる「話し方の改善活動」を推進中。